「成績は心配だけど、子どもが中学生になったらちゃんと塾へ行って勉強するといってる。」
「水泳、バレエにピアノ・・・、お稽古事が多くって塾へ行く時間がない。」
「受験をするわけでもないし、小学校のテストもそんなに悪くない。」という話をよく耳にします。
たしかに遊びたい盛りの子どもに勉強させることは骨が折れ、親としてもついつい甘くなってしまいます。小さいころから続けているお稽古事は、ただ「行ってるだけ」になっていてもやめさせるきっかけがなかなか掴みにくいものですし、小学校のテストで90点、95点が取れているからそんなに心配ないのではと思ってしまいます。
しかし、小中一貫で子どもたちを指導し続けている私たちは、小学校時代の学習環境が子どもたちの将来にどのような影響を及ぼすのか、ということを常々お話させていただいております。
問題の読み違え、勘違い、計算間違いなど、たかだか10~20問程度の小学校のテストでいくつミスをしていますか?ボリュームアップする中学の定期テストでは、そのミスが一気に5倍、10倍にも膨らみます。
理解できてないと思われる部分がどれくらいありますか?
特に国語、算数は小学校の間にしっかり鍛えておかなければならない重要教科です。中学の指導要領は小学校内容が理解できていることを前提に作成されているのです。
そして、もっとも大切なことは、お子さまに「しっかりとした学習姿勢・学習習慣が身についているか」、ということです。
宿題をちゃんとする習慣はありますか? ノートはきれいにまとめられていますか? 勉強するときは集中できていますか? 物事をてきぱきとこなすことができますか?
よくない習慣はできるだけ早いうちに直す必要があります。
智学園の特進コースでは子どもたちが何気なくする1つのミスから、わからないと言ったその一言から、その生徒の問題点を見つけ出し、じっくり時間をかけて修正し、将来の高校受験へとつなげていきます。
元気いっぱい。楽しいこと大好き。ひとりひとりの個性があふれています。しかし、しっかりとした勉強の習慣をつけさせるには、そろそろリミットが近づいてきています。
この時期、子どもたちの「楽しい」を尊重しながら、いかにルールを守って勉強できるようになるかが、将来の勉強にも深く影響してきます。
親の目からお子さまを見ていて、あれっ?と思う瞬間はありませんか。
「宿題のやり方が雑になってきた」「わからないまま放ってある問題が増えてきた」などの兆候が見られたら、早めに対処する必要があります。
しかし、まだまだ幼い4年生に追い詰めるような勉強のさせ方は厳禁です。その子の学力、ペースに応じた勉強を少しずつステップアップさせ、子どもたちに「できる」という喜びをかみしめさせることが大事なのです。「できる」喜びを知った子どもたちは、自然と更なるチャレンジを求めるようになります。
智学園では、
このような子どもたちの自発的学習意欲を引き出す指導を心がけています。
高い処理能力、深い考察力、豊かな表現力を試す問題が増えてきて、個人の得手・不得手や生徒間でのできる、できないという差が一層はっきりとしてきます。
子どもたちから「算数は嫌い」「どう書いていいかわからない」などという声が聞こえ始めると「要注意」です。算数のどこが嫌いなのか、なぜ書けないのかをちゃんと見定めてあげることが必要です。
もう5年生だからとあせって、手の届かない難しい内容ばかり教えてもいけません。逆にまだまだ伸びしろがある子なのに伸ばせ切れないのも考えものです。
その子が最も成長する学習環境に身を置き、最も適切な学習を与えてあげる必要があります。
智学園に他塾から移籍してくる子どもたちは、何らかの問題を抱えているケースがよくあります。(前の塾に問題があるから移籍してこられるのでしょうけど…)
例えば、難しい内容ばかりさせられて、自ら答えを出せないことに慣れてしまっている子。
授業中の冗談には過敏に反応するけれども、説明を聞いたり、問題を解いたりするときに、突然集中力を失う子。単調な学習環境に置かれ、勉強はつまらないものだと感じている子・・・。
塾として、子どもたちがみんな「勉強は楽しい」と感じてくれることが理想です。
たとえなかなか楽しいと感じられない子がいたとしても、「勉強はとても大事だ」「やらなくてはならないもの」と思ってもらうことが必要です。
智学園では、
子どもたちが勉強のことを「一生懸命考えられる」指導を心がけています。
小学生もこの1年でいよいよ終わります。
中学校へ上がるための準備は整っていますか?
漢字はたくさん覚えましたか?
基本的な文法事項は頭に入っていますか?
少々難しい文章でもちゃんと読めますか?
十分な計算力を持っていますか?
速さや割合を理解していますか?
文章題や図形問題でもたじろがずにチャレンジできますか?
毎年、智学園には新中学1年生がたくさん入塾してきます。
入塾後に最もよく伸びる子は、英語をたっぷりと習ってきた子でもなく、他塾の受験クラスにいた子でもなく、小学校時代に、机に向かう習慣を身につけ、その中で「学ぶ楽しさ・喜び」を知った子なのです。
中学でのスタートがたとえうまく切れたとしても、基礎力に欠ける子は中学の勉強が進むにつれ、徐々にその内容に苦しむようになってきます。
公立高校のトップ校に合格する子には、いくつかの共通点があります。
あきらめない、創意工夫をする、時間を上手に使う・・・。
そして何より、基本的なことが普通にできる。
智学園では、
小学校時代にしか与えられないものを、小学校の間にできる限り身につけさせていきます。